ひろしま国際芸術祭
- maedazemikouhou
- 11月20日
- 読了時間: 2分
こんにちは。M2の三原です。
10月18日に「ひろしま国際芸術祭」のトークイベントを聴講し、また9月30日〜10月1日には「ひろしま国際芸術祭」に出展する展示の模型制作のお手伝いをゼミ活動として行いました。
トークイベント「瀬戸内海に築かれた文化:戦後建築の軌跡とその現在」は、以下の2部構成で行われました。
1部:「今振り返る広島の半世紀」
福山で活動する建築家、藤本寿徳氏と前田圭介氏により、自身の原風景や福山と都市の比較、福山の歴史と未来などが語られました。地域に根ざした文化や建築を残していくことの重要性を改めて感じました。

2部:「後山山荘とその次へ-藤井厚二に始まる福山たてものがたり」
藤井英博氏、前田圭介氏、松隈章氏、谷藤史彦氏により、後山山荘の発見・改修・保存の経緯が語られました。過去の建築を後世に伝えることの重要性、さらに建築をどのように保存・活用していくかなどが語られました。また、当時の主要人物4人の対談を通して、建築はさまざまな人々の関わりによって成り立ち、多くのドラマがあることを実感しました。
いずれの部でも、福山の魅力は地方都市でありながら、どこにでもありそうでどこにもない、ここにしかない素晴らしい場所であるという熱意が伝わり、地方の歴史や文化をこれから建築に携わる者として守っていく必要性を強く感じました。

また、ひろしま国際芸術祭で前田先生が出展する「後山山荘(旧・藹然荘)の100年とその次へ|福山が生んだ建築家・藤井厚二」の展示に向け、後山山荘発見直後の模型制作を前田ゼミのゼミ生がお手伝いしました。模型制作は、ZOUZUO MODELの諏笹遙也さんの指示のもと進められ、プロの模型職人の方に教わりながら作業を行うことで、新たな表現方法や制作技術を学ぶ貴重な機会となりました。







制作された模型は、抽象的な表現を残しつつ、発見当時の雑然とした後山山荘の雰囲気を見事に表現しています。
展示は2025年11月30日(日)まで行われていますので、ぜひご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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